たまごのひよこ「医」日記

たまごのひよこ(twitter: @chicken7egg)です。学生時代に書いていたブログの保管庫。移転したのでリンク使えない部分もありご不便をおかけするかと思います。

財布の紐と言うけど銀行口座まで手が…【50日後に死ぬ医学部6年】

国試翌日から4/1までの残り日数が51日だったので、50日前の今日からサブタイトルを【○日後に死ぬ医学部6年】にしてみました。医クラの健康寿命は短いよ。たまひよです。

 

精神の安定を求めて偏差値50以上をキープできるように勉強したこともあり、結果だけ見れば順当に合格できそうということになりました。しかしそれでも、1ヶ月くらいは普段とは違う精神状態でした。

国試直前50日の軌跡を始めた時は、今日くらいとまでは言わないですけれども、落ち着いてブログのことを考えられていたような気がします。

終わったという事実よりも、翌日の朝目覚めて気づいたこれまでずっと継続していた勉強を一旦やめてもいいという安心感と、周りの人からの労いや遊びの誘いの連絡によってようやく解放感が芽生えてきました。

インタビューの時に「まだ実感が湧かないですね」と言うスポーツ選手の気持ちに近いものなのか。いやレベルが違うだろ一緒にするなよ(笑)

 

先輩方から「この解放感を味わえるのも今だけだよ」という、低学年の頃に聞いていた「下級生のうちは遊んでおけ」とは本気度の違うメッセージをたくさんいただきました。

これは本気の叫びなのだと思います。50日間精一杯楽しみきりたいと思います。

 

 

楽しむための第0章として、まずはカメラ機材にめちゃくちゃ散財しました。

財布の紐が緩んで、、、なんていいますけれども、お年玉を使い切ってしまったので結局銀行口座まで手が出てしまいました(笑)カメラ沼は怖いよ。

一眼レフには、TAMRONの初級者向け高倍率ズームレンズの16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACROを選択。

自分が今まで持っていたレンズは、ダブルズームキットのEF-S18-55とEF-S55-250、追加で購入したEF-S24(F2.8単焦点)の3本でした。キヤノン純正の18-135とも迷ったのですが、幅広い倍率を1本でカバーできる魅力には敵わず。

キタムラの中古で42000円+レンズフード3500円のものを購入しました。

 

早速持ち歩いていますが、そんなに重くない、そんなに高くない、そんなにオートフォーカス遅くない、そんなに画質悪くない(むしろ十分すぎるくらい良い)と感じています。

これで益々一眼レフ沼にハマりそうです笑

 

 

もう1つ、これは国試前に勢い余って注文してしまっていたのですが、GoProの新しいアクセサリーを4点購入しました。

リュックにはめたりマグネットでどこかにくっつけたりできるクリップ型のホルダー。

車のフロントガラスなどにくっつけられる吸盤型のホルダー。

高性能マイクを搭載し、他の機器との接続も助けてくれるMedia MOD。

両面用のガラスフィルム。

 

 

卒業旅行では一眼レフとGoPro、iPhone8を使い分けていい映像が撮れたらいいな。

スられないように、体を鍛えなきゃ(笑)

【国試新規会場】日本大学三軒茶屋キャンパスレポ

2020年2月8日-9日に行われた第114回医師国家試験に於いて、日本大学三軒茶屋キャンパスが初めて東京都会場の1つになりましたので、今後の受験生のために会場レポを残しておこうと思います。

途中退出仲間とキャンパスを1周散歩しているときに撮ってもらいました。入口の写真でも分かる通り、かなり綺麗な建物です。築3年くらい。

小規模な空き教室の写真も撮ってみました。実際の試験で使った大教室は3席分の机が繋がっていて、真ん中を開けて2列ずつ×5ブロックになっていました。

 

退出者が次の時間の勉強などをできるスペースは、

まずは各階にこのようなラウンジがありました。

うるさすぎると追い出された人もいたようなので、お静かに(笑)

一応椅子もあり、後半になるとこの辺にも何人か座っていました。

 

1階に降りると、めちゃくちゃ広い学生ホールがありました。

おしゃべりをしたい人はこっちですね。試験会場のそばだとどうしても監督官がウロウロしていてあまり休まらないので、降りてくるのはめちゃくちゃありな選択です。

 

教室・廊下・ホールを含め、新しい建物なだけあってどこも温度調整がバッチリで感動しました。服装は特に意識しなくても大丈夫だと思います。

以上、簡単な日大三軒茶屋キャンパスの国試会場レポでした。

「国試とか余裕っしょ」と煽る先輩にならないために【国試2日目】

同期受験生の皆さん、2日間の医師国家試験本当にお疲れ様でした!!

まずはここまで無事に来られたこと、しばらくずっと張り詰めていた緊張状態をとりあえず1回は緩められることに、本当にホッとしています。

友達と合流して遊び呆けていたら、更新できなさそう&この感覚を忘れてしまいそうなので今のうちに感想だけ簡単にまとめておくよ。たまひよです。

 

初日の点数がまあまあだったこともあり、2日目の今日は初日よりは気持ちに余裕がありました。やっぱり今振り返っても1番良くなかったのは、昨日自信の無い問題に△をつけて集計するという活動を、模試でやっていなかったのに本番のAで初めてやってしまったことです。

自信のない問題を全部取りこぼしたらボーダーを切るじゃんという恐怖感が生まれ、メンタルが崩壊しかけました。5択でいくらか絞ったものを全部落とすわけなんてないのに(笑)

 

本番だと、見直し・解き直しをすることを考えると絶対そういうことをするので、逆に模試の時からやるようにして、自信のない問題でもある程度正解できると知っておくのがよかったのかなと思いました。

 

 

そしてやっぱり2日間、本当に精神的にきつかったというのが1番の感想です。

この気持ちが風化して、後輩に「国試とか余裕っしょ」って言ってしまうことだけは避けたいなと思ったので、予めここに自分への警告を載せておきます。

 

昨日も書いた通り、現場の緊張感は半端なかったです。「圧」の違い。。。

https://twitter.com/chicken7egg/status/1226152402010525696

知らない人との大教室では、嫌でも色々な声が入ってきます。9割が受かる試験で相対評価の相手がその場にいるというのは、とても不思議な感覚でした。

 

個人的には1日目の成績がそこそこだったので、自己採点して安心が得られて2日目は少しだけ伸び伸びと臨めたことは良かったです。お陰で昨日の90%超え問題ミス連発!みたいな事件はあまり起こさずに済んだ気がします。

ただ、もちろん予想以上に悪い結果になる人もいるわけで、これは永遠に答えが出ない問題ですね。ちなみに私は、自分が絶対に結果が気になって集中出来なくなってしまうタイプだというのは分かっていたので、最初から自己採点するつもりでした。

 

肝心の結果ですが、今のところこんな感じ。

禁忌選択肢については、みんコレが21個の暫定候補リストを出してくれているので、気になる方は照会してみてもいいと思います(リンク)。こちらも今のところ0でセーフ。

目標の80-90-0を超え、安心感を胸に卒業旅行に行けそうです!やったぞ!

 

明日からのたまひよブログもよろしくお願いします。

国試せん妄は実在した・・・【国試1日目】

第114回医師国家試験受験生の皆様(絶対見てないけど笑)、とりあえず初日お疲れ様でした!また、応援のメッセージをくださった皆様も本当にありがとうございました。

下見の時にはガラガラだったキャンパス前のスペースに夥しい数の人がいたのを見て、ついにここまたのかと改めて実感しました。今日は冒頭の小ネタはありません。たまひよです。

 

感想を簡単に書いておくと、めちゃくちゃ疲れました。

最初のA問題を開く時の「知らない問題ばっかりだった時どうしようという緊張感」、1周解いてみて気づく「模試と違って時間があっという間に過ぎ去っている感覚」や「自信ないの△がめっちゃ付いている焦り」。

必修のB問題の、序盤なのに既に後がない感覚。最初の数行で疾患を早期できなかった時の絶望感。114B49-50の、50の選択肢で特異度の高い検査として抗CCP抗体が出てきた時の安心感は、受験生にしか分からないものだと思います(見返すと普通に序盤でRAって大体わかるので、当事者じゃないとそんなにありがたみは感じないはず)。

C問題はそれまでの2ブロックと比べるとそんなですが、Aの感覚が悪かったので、取り返さなきゃと言う焦りがありました。自己採点との付き合い方は予め考えておいた方が絶対いいです。

 

タイトルの国試せん妄は本当に存在したについて。結果から先に言ってしまうと、私

A問題だけで正答率が90%以上の問題を5問落としました。

A42先端巨大症で見られないもの、など。

1度選んだ選択肢を変えて損するやつもやりました。

 

主要疾患の病態は細かいところまで繰り返ししっかり押さえておかないと不意に吹っ飛んで行きます。後は、自信がなかったら「皆が選びそうなものを選ぶ」精神の徹底。

その広い視野を持とうという姿勢が、消し飛んでいたのがAブロックの感想でした。

 

Bも難しかった印象です。臨床3点問題に今の時点で正答率70%台の問題が結構散らばっているのが怖すぎます。

今は多分できている感触がある人しか入力していないので、偏差値は気にしない・・・笑

AとCで20%近く得点率に差が出る人もいるんだなという参考に笑

KSR先生がおっしゃっていた、何があっても諦めない心です。

 

 

過去問として解く国試は、問題自体は解いたことがなくても臓器別講座の中に解くために必要な覚えるべきエッセンスが散りばめられているので、(特に国試に必要十分な知識を授けてくれるmedu4勢にとっては)簡単に感じがちなだなというのも大きな感想でした。

当事者として臨む国試は、とにかく問題文を隅から隅まで読んでああでもないこうでもないとうんうん唸りながらなんとか答えに辿り着くというものでした。

改めて先輩方への尊敬の念が増した1日でした。

 

明日も頑張りましょう!

やりたかったことはやった【国試前日】

いつものように登校したところ、普段は家が遠いため自習室には来ない友達がどうせ前泊でこっちに出てくるからと学校にきていて、

「昨日だけやけに進捗がよくない?」とか 「たまひよ先生が言うように今から範囲1周するのはしんどいっすわw」

とか煽られました笑。

「復習」と言っても臨床像の問題・練習問題を解くかどうかでかかる時間が大きく変わるのと、メジャーは2018のビデオ講座の受講期限がもう失効してしまっているので問題セットを解くことができず、問題数をカウントしていないというのが原因です。もし参考にしようと思っている方がいらっしゃったらすみません笑

てか、まさかこの直前期まで私の雑多な日記を読んでいる同級生がいるとは思っていませんでした。たまひよです。

 

いよいよ国試直前50日の軌跡も最終章。

寝て起きたら本番、開始まで12時間ほどとなりました。

昨日からやっている、今まで作った暗記ノートの復習、穴埋めのチェックがついているところ、回数別をやりながらもう1度見ておきたいとマークした問題。早まって3時ごろにやってきたコクタマメール

 

別にトップ合格を目指しているわけではないので、安心して卒業旅行に行ける分のマージンを含めて必要な点数が取れるようにという計画で、一応やりたかったことは全部終わりました。

好きなものをお腹いっぱい食べて。

バーベルを担いで追い込んで。

げんも担いで。

 

たくさんの方から激励のメッセージをいただきました。

めちゃくちゃ嬉しかったです。終わった瞬間全員に集りに行きますw

 

ゆっくりお風呂に入って最終確認ノート眺めながら寝ます。

目覚まし時計は絶対忘れずに。

自分と関わる全ての人が合格しますように。

おやすみなさい。

狼狽ない、膨大な範囲をパラパラと捲らない【2日前】

オセルタミビルの予防内服(prescribed from Dr.盛永)に加えて、昨日から花粉症対策として抗ヒスタミン薬のセチリジンを飲み始めました。特に制約のないタミフルを何も考えずに朝食後に飲み始めた結果、眠気の副作用があるため睡眠前に飲みたいジルテックとタイミングがずれてしまって非常に面倒です(笑)

投薬タイミングの調整はアドヒアランス改善に役立ちそうだということを、患者の立場で身を以て体験しました。たまひよです。

 

ついに第114回医師国家試験の2日前です。思考力トレーニングのために少しだけ残しておいたテストゼミ予想篇、息抜きのラストメッセージなどの最後の新規事項の詰め込みも終え、復習の復習の復習くらいをスピーディーに回しています。

もう今から全範囲を一周しようと思っても間に合わないところまで近づいてきました(まあ夜通しで国試究極マップとか見ればできはすると思いますが笑)。

 

定期試験の朝、或いはCBT前の数日の過ごし方を振り返っての1番の反省は、こういうタイミングで膨大な範囲を前にして「全部一応確認しておきたい」という心理が働き、そわそわしながらパラパラとテキストをめくることに時間を使ってしまったことですね。

普段と同じ知っているところしか目に入らないし、目に入っても頭に入らないし。おそらくあの時間、自分の力は全く向上していませんでした。

それで今回のテーマが「狼狽ない」になったわけなんですね笑

これまでやってきた過去の自分を信じて、印をつけたところ、暗記ノートに起こしたところに絞って覚えられるところだけを少しずつ片付けています。いつの間にか覚えられていたことも多くあって、力がついていることを改めて感じました。

 

国試にして、ようやく成長している・・・!笑

今までの試験から学べよっていう話ではあったのですが、今更悔いてもしょうがないので今後の試験には活かしていきたいと思います。

 

なんとか平静を保ったまま本番に突入できそうです。

おやすみなさい。


 

<今日の勉強内容>

・呼吸器復習

・肝胆膵復習

・小児復習+138問

・精神復習+45問

・暗記ノート復習

LINEで寄せ書きが送られてくる時代か【3日前】

ラストメッセージオンライン版の受講日でした。

https://twitter.com/chicken7egg/status/1224997120895094784

KSRの直前予想はマジ」という先輩からの風潮を受けて購入した講座でしたが、正直な感想としてはいまいち。周りの取っていたメンバーも同じようなことを言っていました。

「誤っているものはどれか」形式で誤答があからさまに選べる、そして正解の4つの選択肢の中に予想知識が入っているという形式が、親切心なのでしょうが冗長で時間の割に頭に残りにくい、関連性も掴めず覚えにくいというのが原因の大きな部分を占めている気がします。

普段と違うものに惑わされて勉強ペースも乱れたよ(ただの言い訳w)。たまひよです。

 

 

私の所属している部活には昔から、国試前の6年生にメッセージを送ると言う習慣があったのですが、今年はついにもらう立場になってしまいました。

ここ数日、ちょこちょこやってくる個人ラインにほっこりしながら勉強に励んでいました。ちなみにこれ、もらう側本当に嬉しいので読んだ下級生の皆さんは、是非好きな6年生にやってみてください(笑)

 

たた、厚意でもらう立場の人が言うことではないのですが、なんか想像していたペースではメッセージが来ません笑。確かに自分もあまり関わりのない先輩には送らなかったし、送られてくるのもこんなものか、陰キャだったしなと過去の自分を振り返っていたところ・・・

寄せ書きのURLなるものが各学年の1番仲良くしていた(?)後輩から送られてきました。

オンライン寄せ書きyosetti(ヨセッティ)

 

これ、面白いですね笑

元々自分が後輩だった時は、毎年主将に「6年生の皆様はお忙しいので負担にならないようなメッセージを、常識の範囲内の時間で、直前になりすぎないように早めに送りましょう」みたいなことを言われて、

せっかく送るならちゃんとオリジナリティ出したいし負担にならない文章ってムズイな

とか思いながらせっせとラインしていたわけなんですが笑、寄せ書き形式ならそこまで凝ったことを書かなくても、ネタに走っても大丈夫な気がしてやりやすいですね。

 

もらったURLを最初に見た時は、「ついにこの時代がきてしまったか」と身構えたものでしたが、国試の激励の伝統の置換にはぴったりで逆に感動しました。

サッとまとめて読めてクスッと笑えて嬉しい。受験生の激励にはyosetti、良きですね(ステまではありません。開示すべき利害関係はありません)。

 

ただまあ昨日のお守りの話(こちら)じゃないですが、この流れの中で個人ラインでメッセージをくれる人というのは、本当に大切にしていかなくてはいけませんね。

https://twitter.com/kazubw/status/1224528188237205505

このツイートと似たものを感じます。

でも私が思うのは損得じゃなくて義務じゃなくて、自然と湧き出てくる感謝の気持ちをしっかり表現して生きていきたいっていうことです。

医師になって恩を返していきたいと思う方もたくさんいらっしゃいます。

まずは3日後の負けられない戦いへ。できることから片付けていきます。

 


<今日の勉強内容>

ラストメッセージ

・テストゼミ1コマ(通算成績5勝1敗)

・必修104回100問

産婦人科58問

・暗記ノート

・小児科復習開始