たまごのひよこ「医」日記

たまごのひよこ(twitter: @chicken7egg)です。学生時代に書いていたブログの保管庫。移転したのでリンク使えない部分もありご不便をおかけするかと思います。

岡田隆「筋肥大メソッド」は全トレーニーが知っていなきゃいけない内容のオンパレード

今日は豪雨のため読書。
昨日練習から帰る途中、有隣堂で出会ってしまった1冊。


帯は「TVで人気の骨格筋評論家」とありました。
これだけだと明らかに怪しいのですが(笑)、このバズーカ岡田先生、日本体育大学准教授で柔道男子ナショナルチーム総務コーチを務め、リオ五輪柔道復活の立役者とされる人物とのこと。

中を覗いてみると、筋トレの基本!基本!基本!
  • レーニングスケジュールの組み方
  • 部位や種目の選び方・分け方
  • セットの重量・回数の選び方
  • 食事やサプリメントの摂り方
が100ページちょっとのコンパクトな本に凝縮されています。

筋トレに興味のある人なら、インターネット等で色々調べてどこかで聞いたことのある内容のオンパレードですが、筋トレは"これ"という正解がない分野。
正しい基礎の知識を身に付けた上で、飛び交う情報から必要なものを取捨選択し、自分の筋トレ法を作り上げていくことが大事だと思います。

この本は、その正しい基礎を作り上げるor確認するための1冊です。
手っ取り早くデカくなりたいという甘えた根性の奴に「これをやっておけば万事OK!」というエサ(だいたい嘘)をやるわけでもなく、しっかりした理論を持ち「セットを少し変えて刺激入れたいんだよな、いいアイデアないかな?」というレベルの人に目から鱗の新しい知識を与えてくれるわけでもないです。

そういう意味では、想定される読者層の幅はかなり狭いのかなと。
筋トレの道は甘いもんじゃないと頭では理解していて、じっくり取り組もうと思っている人、取り組み始めているけどネットの色々な情報に惑わされそうになっている人、先輩やコーチに指導された内容をやっているけど限界を感じている人。

筋トレは何だかんだもてはやされているし、まあまあいそうだな笑


色々な基本的な主張がありましたが。
  • 筋肥大は男女・ビルダーダイエッター問わず誰にでも必要!
<よくある失敗ダイエット>として、食べるのを減らして筋肉も脂肪もどんどん落とす→ダイエット終了→筋肉がないから燃えにくくて脂肪が付く→…の悪循環が紹介。その通りでしょうね。
  • メニューをいくら組んでも、1つ1つがおろそかになっては意味がない!
コンパウンドセットで後の種目で追い込めばいいやと第1種目で軽めの重量を選択するのは甘い!
主体筋を使い切るために補助筋の違う種目を組み合わせたり、多関節種目と単関節種目を組み合わせたりしているのに、種目が多いからといってサボってるんじゃ、筋肥大の神様は微笑んでくれませんよ、と。
  • レーニングの効果を最大化するための食事ではない!
ん?と思われた方(私も)。食事とトレーニングは2つで1つ、主従関係はないし、どちらかが疎かになっても筋肉は大きくならないですよ。

当たり前のことですが、本にどしっと書いてあると「しっかり徹底できているか?」「甘い部分があったよな?」と訴えかけてきて、身が引き締まります。



そしてP.28コラム①「ボディビル筋肉は"使えない"!?」
ウェイトトレーニングで太くなった筋肉はなぜ"使えない"と言われるのか。それは、太くなった筋肉を使いこなす神経系の発達が未熟だからです。・・・ウェイトトレーニングは筋肉を強化するために最も効率的であるだけで、実際のスポーツ動作における全身(の筋肉)の操作方法を伸ばすものではなく、その操作技術は低いままだからです。・・・技術は伸ばすのが難しいですし、計測するのも難しい物。だから目や数値に見える変化を遂げる筋肉に多くの答えを求めてしまい、ネガティブな結果までウェイトトレーニングに押し付けられてしまうのかもしれません。・・・アスリートは、スキル練習(操作技術練習)も体力練習(ウェイトトレーニングなど)も同等のレベルで大事にすべきということです。競技が上手くなりたいのなら、競技をして技術を磨く。強く速い身体が欲しいのならウェイトトレーニングをする。とてもシンプルなことですね。
岡田隆「筋肥大メソッド」ベースボールマガジン社(2017)より
うおおおおおおお辛えええええ!現実辛ええええ!

まあ知ってたけど(笑)


次は筋肉を残しながら、或いは少し大きくさせながら脂肪を落とす「除脂肪」(決してダイエットとは言わないのがミソ)について書かれた、

「除脂肪メソッド」読んでみようと思います。

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