22歳医大生の大腸内視鏡検査レポ
昨日の記事で予告した通り、今日は大腸内視鏡検査を受けに行ってきました。
20時からの禁食の辛いこと辛いこと。何か食べたくなる衝動を水を飲み干して何度も誤魔化して寝て、11時に病院へ。
下剤(経口腸管洗浄剤)を大量に飲むように指示されました。1時間で1L。
モビプレップ®️という商品だったのですが、その美味しくないこと。酸っぱくて濃い。それまでの主流だったニフレック®️は2L飲まなきゃいけなかったことを考えると良くなったのかもしれませんが、この味は何とかしてほしいものです。
結構なハイペースで飲まされます。3杯目くらいから徐々に下痢が出てきて、5杯目は10分のうちに4回くらいトイレに行ったでしょうか。
下剤2:水1を完全に固形物が無くなるまで繰り返します。結局下剤1000→水500→下剤200→水100で終了したからよかったけど、1サイクル終わってもう1回下剤飲めって言われた時の辛さといったら…笑
そしてルートを取られて、検査室へ。ポリクリで見た通りのものが、そこにありました。
横向いて膝抱えて、しばらく入ったら仰向け足組みの姿勢に。すぐに回盲部に到達して、スッと引いてきます。あっという間に終了。
とりあえず結果は、めちゃくちゃ綺麗で安心しました。
医学生の立場として今回一番印象的だったのは、
検査自体の負荷は全行程のほんの5%くらいだったんだな
ということでした。お尻の穴からかなり太めのカメラを入れているので、胃カメラ同様かなり不快感があるんだろうなと思っていたのですが、実際はちょっと違和感があった程度。
鎮静も入ってましたしね。そして何よりも、既に下剤飲み→トイレの繰り返しに耐えた後だったので、もうどうにでもなれという気持ちが強かったんだと思います。
ポリクリの見学では内視鏡を入れているところしか見ていなかったので、イメージとだいぶ違いました。
そしてこの検査については、
美味しい、すぐに終わる下剤を開発したい
これに尽きますね。今回は前日から食事に気を使って、当日は禁食で下剤を飲んでと少し負担がありました。
便潜血検査で陽性だった患者さんに「大腸内視鏡検査を受けてください」と言う機会は今後たくさんあると思いますが、その時に受けたくないと言う患者さんの気持ちも分からなくもないなと思いました。
大腸内視鏡検査の負荷をより小さくすること。
便潜血検査より感度特異度の高いスクリーニング検査を見つけること。
今後の課題ですね。