毎朝の患者把握ルーティン【18日目】
3週目の後半に入りました。個人的には記事を書く余裕がないと、自分疲れているんだなあってなりますね笑
今までは何か書くことがあるくらい充実した日々を過ごすことを目標にしていたけど、この先は何も書く余裕がないくらいより充実した生活を目指さないとダメかな?日本に帰ったらまた考えます。たまひよです。
先週の金曜日にAttendingからfeedbackを受け、Letterをお願いした話はこの間書いたのですが、今週の序盤にはResidentから2週間のfeedbackをもらうことができました。
まず、カルテやプレゼンの質が日に日に良くなっていることに対して、お褒めの言葉をいただきました。原因を細かく分析してみると、
- 2週間過ごす中で徐々に英語の能力が向上してきたこと
- UpToDateなどの文献の引き方が分かってきたこと
- SOSOAPという形式を覚えたこと
- DispoやDVT prophylaxisなど、病棟管理のキモを掴んできたこと
この病棟管理のキモどころについては、また余裕があるときにまとめてみようと思います。
今後の課題としては、
- 毎朝の回診で患者さんとの会話をリードできるようになること
- プレゼンの際に資料を行ったり来たりするのではなく、最小限の情報を1枚にまとめておくこと
を指摘してもらいました。今日はこれについて書いていきます。
1点目について。
アメリカでは、学生が患者さんに対して治療方針や解釈を説明しても良く、患者さんもそれを当然だと思っています。今までの日本のポリクリでは「治療方針を聞かれたときは、学生だから答えられないと話し、指導医に報告する」という指導を受けていたので、この違いは私がとても驚いたことの一つでした。
回診した際には、重要な問診項目を皆の前でもう一度確認してから当日の治療方針を説明するのですが、この一連の流れを主体的にできるようになってほしいというのが、後半戦の1つ目の課題でした。
発表して話し合った結果決まった当日の治療方針を、短い準備時間で専門用語から患者さんに伝わる言葉に直して伝えなくてはならないというところに苦労しています。
英語力の更なる向上と、正確な治療方針を予め考えて頭に入れておくことが必要です。チームの皆に見られていることも緊張ポイントの一つなのですが、逆にカバーしてもらえると前向きに考えて、もう1段階殻を破って頑張りたいと思います。
2点目について。
今までは慣れていなかったのでかなり朝早くに病棟入りして、朝の段階でその日のカルテを可能な限り書いてしまい、印刷して発表の際に使用するという方法でやっていたのですが、その時にページを行ったり来たりしているのが少し気になるということでした。
基本的な情報を印刷した紙1枚に内容をまとめられるようになろうということで、先生が業務をしていく中で一番良いと思った毎朝の患者把握ルーティンを教えてもらいました。
- Notes: 全職種のノートを一通り流し見る
- Vitals
- Labs: pertinent positive and negativeを意識して。必要所見のみ前日からの変化とともに書き出す
- Micro: 血液/尿/便などの培養があれば
- Imaging
- Antibiotics: 抗菌薬は開始日・終了日・適応を必ず把握
- IV fluids
- Intake and Output
- DVT prophylaxis
今週はその通りに準備するようにし始めましたが、確かに効率が良いです。こうして患者さんの重要なProblemに向き合えるようになっていきたいものですね。
明後日を含めて後2回Call dayがありますが、もう少し患者さんを多く受け持てるようになれればと思っています。ではまた。