教育的すぎる1週間の全講義の紹介【24日目】
最後のCall Dayが終わりました。前回受け持った患者さんは早々に退院してしまいましたが、Short Callなどで2人を担当したままCall Dayに入ることができ、今日新患を2人もらうことができたので、初めて1日に4人の診察とカルテ執筆を担当することができました。
この大学でのInternの最大受け持ち患者数は8名。オーダーを入れたり退院サマリを書いたりといった事務作業にも関われていないですし、道のりは遠すぎますね笑
今日は表題の通り、教育的すぎる1週間の全講義をまとめておこうと思います。4日の周期で生きていて曜日感覚がないこと、一緒のMed Studentに受動的に連れて行ってもらっていることから、既に何が何だかわからなくて覚えていられなさそうだから書いておく笑
<月曜日>
12:00-13:00 House Staff Core Curriculum
どちらかといえば身近なテーマのトレンドを紹介する内容が多い気がします。学生というよりは医師向けだけど、背伸びして聞いたり、タダ飯目的で侵入したり。
<水曜日>
12:00-13:00 House Staff Core Curriculum
13:00-14:30 CDR
学生版の臨床推論勉強会です。4チームの学生8人と指導医1人が参加して、毎週学生が持ち寄った面白い症例に対して質問をしたり鑑別をしたりしながら真実に迫ります。
<木曜日>
8:00-9:00 Internal Medicine Grand Rounds
教授講演です。5日目の記事にちらっと書いた、UCSFの教授による高齢者のがん検診についての興味深いプレゼンなど。最新の医学や成功している先生のキャリア、考え方を肌で感じることができます。
10:00-12:00 Chief Resident Lecture
学生対象の講義です。ざっくり「腹痛」などのテーマのCase Study形式で推論、検査、診断、治療のポイントを学ぶのが1時間と、「糖尿病治療」「検診や予防接種」などのテーマでの講義が1時間。
<金曜日>
12:15-13:15 Clinicopathologic Conference
この間紹介した、名医の臨床推論過程を見られる講義です。
日本のポリクリのクルズスにありがちな、何か知識を教わるレクチャーというのはほとんどなくて、実践的な考え方を身につけるトレーニングのオンパレードです。
知識は自分で身につけ、病棟では最前線で実践する中で学んでいく。
2年間の勉強+USMLE Step 1、各科目ごとのShelf Examで自分で勉強する環境が整っているからこそですが、非常に効率良くいい医師に近づけるようなプロセスがあるように感じました。