「エッシャー展」に魅せられて
友人に誘われて、来週まで上野の森美術館で行われている「ミラクル エッシャー展」に行ってきました。
如何せん教養がないので、恥かしながらエッシャーの名前を聞いたことがありませんでしたが、綺麗なもの面白いものを見て感性を磨くのは好きなので、
美術館とかは誘われたら行くタイプ、観光で有名なのがあったら入るタイプです。
https://twitter.com/escher_ten/status/1020473765069635585
かなりの人気で土日は入場まで1時間ほどかかります。金曜日の17時ごろに行ったら、券を買うのに5分くらいかかり、作品の前の1列目は結構埋まっているという混雑具合。
すごいなと思っていたのですが、記事を書くためにTwitterで調べてみたらこんな調子なもので絶句していました笑
科学・聖書・風景・人物・広告・技法・反射・錯視そしてエピローグの8+1部構成でエッシャーの作品が分類・展示されていました。
最初の「科学」で、彼の絵から感じる整然とした雰囲気がどういうバックグラウンドて培われてきたかを学んでみたり
「聖書」で天地創造の流れに沿って1日目から7日目までの絵が展示されているのをみたり(こういう明らかな常識を耳打ちしてくれる友人ってありがたいですよね笑)
「広告」で子供の誕生を伝えるポストカードがあったり
それぞれの作品がどういう世界観で作られたのかが分かりやすいようにまとめられていたのが良かったです。初心者にもおすすめ。
この日はエッシャーの作品の特徴と天地創造の流れをざっくり理解した他に、「リトグラフ」という版画の手法があることをを覚えました笑
版画なのに線の詳細が細かすぎて、色もきれいすぎてびっくり。好きな絵の手法は?って聞かれたらバカの一つ覚えみたいに「リトグラフ」って言うと思うので、ご了承ください。
気に入った作品はこの「水没した聖堂」と
「表皮」。
※作品はエッシャーのHP(http://www.mcescher.com/)より引用しています。また、本ページには広告の表示はしておりません。
あからさまに混んでいた「錯視」には、見たことのある絵がありました。
日本でもだまし絵として親しまれる、「上昇と下降」「物見の塔」「滝」。
これまで彼の整然とした絵を見て慣れてきた分、丁寧に騙されました(笑)
本当に線の技術力が高い。
そしてこれがエッシャーだったのかという、何か頭の中で色々繋がったような感触が不思議でした。エピローグで4m級の超大作、メタモルフォーゼIIを見て終了。
ショップではエッシャーリスペクトのアーティストとのコラボ作品が多数売られていました。
面白いものを買ったので誰かを騙してやろうという気満々なのですが、果たしてその機会は来るのでしょうか・・・
あとは日本テセレーション協会とのコラボの「つながるマスキングテープ」を買っておけばよかったと後悔中。
これから行かれる方は是非、僕の分も買ってきてくれると嬉しいです、なんてね。
最後に、最初に貼った画像「相対性」の中に入り込める企画が!!!
枠の中で10秒間動き回ると、絵の中に動きが取り込まれて動画にしてもらえますw
30分くらい並びましたが、めっちゃ面白かったです。
後ろに並んでいた女の子2人が、「マッチョがマジで嫌い」という話をしていたのも、辛く面白かったです。マッチョの皆さんにおかれましては、見せびらかしすぎにはご注意を。
そして美術館好きの人は、自分の趣味に友人を付き合わせるときはこういう王道のやつを、空いているタイミングで行けるように調整し、最低限の解説で”Don't think, Feel!”の精神で楽しんでもらえるようにするととっても良いと思います(わがままばっかり言ってすみません)。